☆散歩道☆

2004年の呟き その1

睦月の呟き

「ふと空を見た」

鳥が飛んでる
こんなに強い風の中でも
左右の翼をしっかり広げて
風に乗っている
僕はこんなにも風にあおられているのに
まるで飛び方を教えてくれているように
この空を飛んでいる

もし翼があったら
今の自分はどんな飛び方をしているのだろう
ふと 考えてみた。

如月の呟き


「時間」

ただただ流れてく
一方通行の道の上で
振り返っても戻ることも出来ず
ただただ歩いていくだけ
一分一秒でさえ過去(後ろ)に進むことも出来ず
前しか進めない

どんな過ちを犯しても
後悔や幸せを感じても
記憶の中での 断片でしかない
でも確かにあった過去の出来事を
僕らは背負って生きている

タイムマシンが欲しかった
あのときをやり直せるなら
あのときに戻れるなら
なんて思った

でもそれは未来永劫かなうことは無いだろう
過去があるから今がある

失敗を責めるなら次を頑張ろう
後悔に苦しむなら未来に償おう

どんなときも歩いて

歩いて 歩いて

たまに振り返って
自分が歩んだ道を見て

そしてまた明日へ歩いて

卯月の呟き

「理想のかたち」

みんないろんな夢があるよね
こうなりたい
あーなりたい とかさ

それは誰かに言われてとかじゃなくて
自分の意思であるからこそ
出来ることだよね

当たり前のことだけど
理想があるから
そのかたちに近づくために
それぞれ頑張るんだよぅ

やりたいようにやろー
なにより楽しくやろー

皐月の呟き

「心の在り方」

誰かの期待に応えて
同時に裏切った

誰かを裏切って
同時に歓喜を浴びた

誰かに信用されて
誰かを裏切った

誰かを裏切って
誰かを助けたかった

矛盾だらけ
この体は矛盾だらけで出来ているのかもしれない

誰にも理解されず
ただ繰り返しているのかもしれない

望むものは
誰かの為でもなく
ただそうありたいと想うこと

全部が真実で全部が嘘だ

正直者といえばそうだし
大嘘吐きといえばそうなのだ

だたいえるのは

すべては本心であること

誰かの憎しみも
誰かの苛立ちも
誰かの哀しみも
誰かの絶望も…

見たくない

ただ 出来ることをしようと想っただけ

誰かの糧になろうとしたけど
誰かの犠牲になろうとしたけど

全部嘘

本当は
全部 自分の望みだ

叶えられないなんて誰が決めたのか
そういう風にしか生きられないのだ

そこに嘘なんてない
そこにあるのは紛れもない真実で
それを美しいと想ったのは
紛れもない真実なのだから。




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